2026/9/8
新米と飛騨牛は相性抜群|ご飯が進むおすすめ部位と楽しみ方を紹介
炊きたてのご飯にお肉をのせた瞬間、湯気とともに立ちのぼる香りに箸が止まらなくなった経験はありませんか。秋になると店頭に並び始める新米は、一年のうちでもっとも水分を含み、粒がふっくらと輝く特別な時期のお米です。そんな新米と相性が良い食材を挙げるとすれば、岐阜県が誇るブランド牛「飛騨牛」は間違いなく候補の上位に入るでしょう。
飛騨牛は、きめ細かな霜降りと口どけの良さで知られる和牛です。加熱すると溶け出す脂の甘みと、噛むほどに広がる肉の旨みは、真っ白なご飯との組み合わせで真価を発揮します。すき焼きの割り下が染みた飛騨牛を新米にのせる、焼肉のタレをまとった一枚でご飯をかき込む。想像するだけで、食欲がわいてくるのではないでしょうか。
新米は、収穫からあまり時間が経っていない、その年に収穫されたばかりのお米を指します。精米してから時間が経過したお米に比べて水分量が多く、炊き上がりのつやや粘り、香りの強さに違いが出ると言われています。一年のなかでも限られた期間しか味わえないからこそ、新米には特別な価値があります。
精肉店の店頭に立っていると、「新米の季節に何か特別なものを用意したい」というご相談を、秋になると多くいただきます。飛騨牛はどの部位を選んでも美味しいのですが、ご飯との相性を意識して選ぶと、いつもの食事がぐっと贅沢な時間に変わります。一方で、「どの部位がご飯に合うのか分からない」「量をどれくらい用意すればいいのか」といった声もよく耳にします。
本記事では、新米と飛騨牛を組み合わせて楽しむ魅力をはじめ、ご飯と相性の良い部位やおすすめの食べ方、食卓での楽しみ方をわかりやすく紹介します。秋ならではの味覚を取り入れながら、いつもの食事を少し贅沢に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次
新米と飛騨牛を一緒に楽しみたい理由
新米と飛騨牛は、それぞれが単体でも十分に美味しい食材です。しかし、この2つを組み合わせることで生まれる相乗効果は、単独では味わえない特別な満足感を食卓にもたらしてくれます。
農林水産省が公表する情報によれば、稲の収穫時期は品種や地域によって差があるものの、多くの水稲は9月から10月にかけて収穫を迎えます。収穫されたばかりの新米は、時間の経過とともに失われていく水分をまだ多く含んでおり、この時期ならではのみずみずしさが最大の魅力です。
一方の飛騨牛は、岐阜県内で14か月以上肥育された黒毛和種のうち、公益社団法人日本食肉格付協会による肉質等級が5等級・4等級・3等級のものだけが名乗れる銘柄です。飛騨牛銘柄推進協議会が認定・管理を行っており、この基準を満たした牛肉だけが市場に出回る仕組みになっています。品質の裏付けがある食材同士の組み合わせだからこそ、安心して食卓の主役に据えられます。
肉質等級は、脂肪交雑(霜降りの度合い)、肉の色沢、肉の締まりときめ、脂肪の色沢と質という4つの項目を総合して判定されます。もっとも評価が低い項目が全体の等級となるため、上位等級の飛騨牛はあらゆる観点でバランスの取れた品質を備えていると考えられます。こうした裏付けがあるからこそ、新米という主役級の食材の隣に並べても、遜色のない存在感を放ちます。
炊きたての新米と牛肉の旨みを同時に楽しめる
新米と飛騨牛を同じ食卓に並べると、双方の個性が引き立て合う関係が生まれます。新米の粒は炊きたてでつやがあり、噛むほどに甘みを感じさせてくれますが、そこに飛騨牛の脂と旨みが加わることで、米一粒一粒の存在感がより際立つようになります。
逆に、飛騨牛の側から見ても、新米という受け皿があることで食べ方の幅が広がります。焼肉のタレやすき焼きの割り下といった濃い味付けも、真っ白なご飯があれば重たく感じにくくなり、最後まで飽きずに味わえます。
この関係は、和食の献立が「ご飯」「汁物」「主菜」「副菜」という組み合わせを基本にしてきたことにも通じます。主菜である肉料理をより美味しく感じさせるために、主食であるご飯の質にもこだわる。そうした発想が、新米と飛騨牛の組み合わせを特別なものにしていると言えるでしょう。
新米ならではの甘みと香りを味わえる
新米は、精米してから時間が経った米に比べて、糠の油分が酸化していない状態にあります。そのため、炊き上がったときの香りが際立ち、噛んだ瞬間に感じる甘みも豊かだとされています。この時期にしか味わえない米本来の風味は、おかずを選ぶ楽しみにもつながります。
文部科学省の「日本食品標準成分表」によれば、米はエネルギー源となる炭水化物を主成分としながら、たんぱく質も含む食品です。新米の風味を活かすなら、水加減をやや控えめにして炊き上げると、粒立ちの良い状態を保ちやすいとされています。
新米は水分量が多い分、通常の水加減で炊くとやわらかくなりすぎることがあります。炊飯器の目盛りより気持ち少なめの水加減で試してみて、家族の好みに合う炊き加減を見つけるのもよいでしょう。新米ならではのふっくらとした炊き上がりは、それだけでもご馳走と呼べる存在です。
飛騨牛の脂や肉の旨みがご飯とよく合う
飛騨牛の脂は融点が比較的低いとされ、口の中でとろけるような食感が特徴です。この脂の甘みは、白いご飯と一緒に食べることで、お互いの美味しさを引き立て合う組み合わせになります。牛丼や肉巻きおにぎりが定番料理として愛されているのも、この相性の良さゆえでしょう。
赤身の部位であれば、脂に頼らない肉本来の旨みがご飯との対比を生み出します。噛みしめるごとに広がる肉の味わいと、その合間にひと口すすむご飯の甘み。どちらの部位を選んでも、新米との組み合わせは食卓を豊かにしてくれます。
牛肉には、たんぱく質のほか、鉄分や亜鉛、ビタミンB群といった栄養素が含まれていることが文部科学省の食品成分表からもうかがえます。炭水化物を中心とするご飯と、たんぱく質を中心とする飛騨牛を組み合わせることは、栄養バランスの面でも理にかなった食べ方だと言えるでしょう。
秋らしい特別感のある食卓を作りやすい
新米と飛騨牛の組み合わせは、特別な準備をしなくても季節感を演出できるのが魅力です。旬の食材を2つ並べるだけで、「秋らしい食卓」という印象が自然と生まれます。
普段の食事にひと工夫加えたいとき、真っ先に思い浮かぶのが季節の食材の掛け合わせです。新米と飛騨牛は、どちらも岐阜県をはじめとする各地で秋に注目を集める食材であり、この時期ならではの贅沢として選ばれています。特別な日でなくても、「今日は少し良いお米と少し良いお肉で」という気持ちひとつで、食卓の満足度は大きく変わります。
家族の誕生日や結婚記念日はもちろん、「特に理由はないけれど、今日は頑張ったから」という日にも、新米と飛騨牛の組み合わせはぴったりです。高価な食材を毎日使う必要はありませんが、年に何度か、季節を感じながら贅沢をすることは、日々の暮らしに小さな彩りを添えてくれます。秋の味覚として、きのこや根菜、栗といった食材を添えれば、食卓全体の季節感はさらに高まるでしょう。

新米と合わせたい飛騨牛のおすすめ部位
飛騨牛には、カルビ、赤身、ロースなど多様な部位があり、それぞれ脂の量や食感が異なります。新米との相性を考えるなら、ご飯が進む味の濃さや食感を意識して選ぶとよいでしょう。
以下の表は、新米と組み合わせやすい代表的な部位の特徴を整理したものです。
| 部位 | 脂の量 | ご飯との相性 | 向いている料理 |
|---|---|---|---|
| カルビ | 多め | 濃厚な脂の甘みがご飯に合う | 焼肉・牛丼 |
| 赤身(モモ・ウデ) | 少なめ | 肉の旨みでご飯が進む | しゃぶしゃぶ・焼肉 |
| ロース | やや多め | 脂と赤身のバランスが良い | すき焼き・焼肉 |
それぞれの部位に個性があるからこそ、食べたい料理や気分に合わせて選ぶ楽しみが生まれます。部位選びに迷ったときは、まず「今日はがっつり食べたいのか、あっさり楽しみたいのか」を考えてみると、自然と候補が絞られていきます。ここでは3つの代表的な部位を詳しく見ていきましょう。
濃厚な旨みを楽しむならカルビ
カルビは牛のバラ部分から取れる部位で、脂と赤身が層になった構造が特徴です。飛騨牛のカルビは脂の甘みが強く、焼くと立ちのぼる香ばしい香りが食欲をさらに刺激してくれます。ご飯の上に少しのせるだけでも、十分な満足感を得られる部位です。
タレとの相性も抜群で、甘辛いタレをまとったカルビをご飯にのせれば、いわゆる「飛騨牛丼」のような一皿が簡単に作れます。脂が多いぶん、少量でも満足感が高いのも新米との組み合わせに向いている理由のひとつです。
カルビは子どもから大人まで幅広く好まれる部位でもあります。脂の甘みは年齢を問わず受け入れられやすく、初めて飛騨牛を食べる方にも「これが飛騨牛の味か」と実感してもらいやすい部位と言えるでしょう。家族で新米と飛騨牛を囲む最初の一皿として、カルビを選ぶご家庭は少なくありません。
脂のコクが白いご飯と合わせやすい
カルビの脂は、加熱すると溶け出してとろりとした食感になります。この脂の甘みが炊きたてのご飯に染み込むと、脂と米が一体となった濃厚な味わいが生まれます。牛丼が国民的な人気料理である理由も、この組み合わせの完成度の高さにあると言えるでしょう。
カルビを使う際は、焼きすぎに注意してください。飛騨牛は火を通しすぎると脂が抜けて硬くなる傾向があるため、表面に焼き色がついたら早めに引き上げるのがコツです。「もう少し焼きたい」と思うくらいのタイミングで火から下ろすと、ちょうど良い仕上がりになります。
脂の量が多い部位だからこそ、一度に大量に食べると胃もたれを感じる方もいるかもしれません。ご飯と交互に食べる、あるいは薬味を添えるといった工夫で、最後まで美味しく食べきることができます。
肉本来の味わいを楽しむなら赤身
モモやウデ、ランプといった赤身主体の部位は、脂が控えめなぶん、噛むほどに肉本来の旨みが広がります。飛騨牛の赤身は一般的な牛肉の赤身に比べてきめが細かく、赤身でもパサつきにくくやわらかいと評価されることが多くあります。
脂っこいものが苦手な方や、脂質を控えたい方には、赤身のほうが食べやすく感じられるでしょう。ご飯との相性という点でも、赤身は肉の味そのものがしっかりしているため、シンプルな味付けでもご飯が進むのが魅力です。しゃぶしゃぶにしてポン酢でさっぱりと食べ、ご飯とともに味わう食べ方も好まれています。
価格帯も霜降り部位に比べて抑えめな傾向があるため、日常的に新米と飛騨牛を楽しみたい方には、赤身が使いやすい選択肢になります。毎日ではなくても、週末の楽しみとして取り入れやすいのも赤身の利点です。健康面を気にかけている年配のご家族がいる場合にも、赤身は選びやすい部位でしょう。
やわらかさと上品な味わいを楽しむならロース
サーロインや肩ロースといったロース系の部位は、きめ細かな霜降りと上品な甘みを兼ね備えた、飛騨牛を代表する部位です。脂と赤身のバランスが良く、どんな食べ方にも対応しやすい万能な部位として知られています。
新米との組み合わせを考えるなら、脂の甘みとご飯の甘みが調和するロースは、初めて飛騨牛を新米と合わせる方にもおすすめできる選択肢です。迷ったときはロースを選んでおけば大きな失敗はない、と言ってもよいほど、汎用性の高い部位です。
焼肉やすき焼きなど幅広い料理に使いやすい
ロースは、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキと、あらゆる料理に対応できる汎用性の高さが強みです。その日の気分や献立に合わせて調理法を変えられるため、常備しておきたい部位のひとつと言えます。
薄切りにすればすき焼きや焼肉に、厚切りにすればステーキに。同じ部位でもカットの仕方次第で表情が変わるのが、ロースの面白さです。家族それぞれの好みが分かれる場合でも、ロースを軸に据えれば、調理法を変えるだけで全員の希望に応えやすくなります。
ご飯と一緒に食べても満足感を得やすい
ロースは脂と赤身のバランスが良いため、ご飯と交互に食べても味に飽きが来にくいという特徴があります。カルビほど脂が強すぎず、赤身ほどあっさりしすぎない、ちょうど良い満足感が続く部位です。
新米と一緒に楽しむ最初の一皿として、ロースは失敗の少ない選択肢だと言えるでしょう。少し予算に余裕があるときは、ロースを厚めに切ってステーキにし、新米と一緒にじっくり味わうという楽しみ方もおすすめです。

新米と飛騨牛を楽しむおすすめの食べ方
部位が決まったら、次は食べ方です。同じ飛騨牛でも、調理法によって新米との相性の出方が変わります。シンプルに味わうか、しっかり味付けをするかで、食卓の印象も変わってきます。
ここでは、新米と飛騨牛を組み合わせる代表的な3つの食べ方を紹介します。どれも特別な調理器具を必要とせず、ご家庭にあるフライパンや鍋で気軽に作れるものばかりです。
シンプルな焼肉で肉とご飯を味わう
もっとも手軽で、飛騨牛本来の味を楽しめるのが焼肉です。網やフライパンでさっと焼き、塩や軽めのタレで味付けするだけで、肉の旨みとご飯の甘みをダイレクトに感じられる一皿になります。
焼肉の良いところは、部位ごとの違いを食べ比べられる点です。カルビを一切れ、赤身を一切れ、それぞれご飯と一緒に頬張ると、同じ飛騨牛でもまったく違う表情を見せてくれます。準備の手間が少なく、平日の夕食にも取り入れやすいのも焼肉の魅力です。
濃すぎない味付けで素材の味を活かす
新米自体に甘みと旨みがあるため、肉の味付けはあえてシンプルにするのがおすすめです。塩、あるいはわさび醤油程度の味付けであれば、米と肉、両方の個性がしっかり感じられます。
濃いタレを使う場合も、つけすぎないよう気をつけると、素材本来の味わいを損なわずに楽しめます。市販の焼肉のタレを使う場合は、小皿に少量出してつけながら食べる方法にすると、味の濃さを自分で調整しやすくなります。
すき焼きで甘辛い味わいを楽しむ
甘辛い割り下で煮込むすき焼きは、飛騨牛とご飯の組み合わせを楽しむ定番料理のひとつです。割り下の味が染みた飛騨牛をご飯にのせれば、まるですき焼き丼のような贅沢な一杯が完成します。
ロースや肩ロースの薄切りが定番で、溶き卵にくぐらせるとまろやかさが加わります。白菜や長ねぎ、豆腐、しらたきといった具材と一緒に、ご飯が止まらなくなる味わいを楽しんでください。
すき焼きは、家族が鍋を囲んで食べる料理でもあります。取り分けながら食べる過程そのものが会話を生み、食事の時間を豊かにしてくれます。新米を大盛りにして待ち構えたくなるほど、割り下と飛騨牛の組み合わせは相性抜群です。余った割り下やお肉は、翌日そのままご飯にのせて食べても美味しくいただけます。
飛騨牛をご飯にのせて楽しむ
焼いた飛騨牛をそのままご飯にのせる食べ方は、もっともシンプルでありながら、飛騨牛と新米の魅力をダイレクトに感じられる方法です。肉汁がご飯に染み込む瞬間こそ、この組み合わせの真骨頂と言えるでしょう。
焼いた肉を炊きたての新米に合わせる
焼き立ての飛騨牛を、炊きたてのご飯にのせるタイミングが重要です。肉の温かさとご飯の湯気が重なることで、香りも味わいも最大限に引き立ちます。
少し厚めに切った肉を数枚のせて、たれや塩を軽くかければ、簡単ながらも満足度の高い一品になります。忙しい日の夕食にも取り入れやすい食べ方です。焼く時間もかからないため、仕事や家事で疲れた日にも短時間で用意できるのがうれしいポイントです。
薬味や卵などを組み合わせて変化をつける
同じ「肉のせご飯」でも、添えるものを変えるだけで印象がガラリと変わります。刻みねぎやおろし生姜、大根おろしを添えればさっぱりと、卵黄をのせればまろやかに仕上がります。
いくつかの組み合わせを、以下に整理しました。
・刻みねぎ+ポン酢:さっぱりとした後味で赤身部位と好相性
・卵黄+醤油:まろやかなコクが加わり、カルビやロースとよく合う
・おろし生姜+わさび:さっぱりとした辛みが脂の多い部位を引き締める
・温泉卵+七味唐辛子:ピリッとした刺激がアクセントになる
好みの組み合わせを見つけながら、その日の気分で味を変えられる楽しさも、この食べ方の魅力です。家族それぞれが自分好みの薬味を選べるようにしておけば、同じ肉とご飯でも一人ひとり違った一皿として楽しめます。

新米と飛騨牛をさらに楽しむためのポイント
新米と飛騨牛、それぞれの魅力を最大限に引き出すには、いくつかのコツがあります。ご飯の炊き方と肉の味付け、この2点を意識するだけで、食卓の満足度はさらに高まります。
飛騨牛の味を活かせる炊きたてのご飯を用意する
飛騨牛の旨みを最大限に感じるには、炊きたてで温かいご飯を用意することが基本です。冷めたご飯では脂が固まりやすく、飛騨牛本来の口どけの良さを味わいにくくなってしまいます。肉を焼くタイミングとご飯が炊き上がるタイミングを合わせることを意識すると、より満足度の高い一皿になります。
新米は精米後の劣化が緩やかとされていますが、それでも風味を保つには、密閉容器で冷暗所に保管し、なるべく早めに食べきることが望ましいとされています。せっかくの新米ですから、飛騨牛と合わせる日は、少し丁寧に炊いてみるのもよいでしょう。
炊飯のタイミングを合わせるコツとして、肉を焼き始める少し前に炊飯器の保温スイッチを確認しておくとよいでしょう。ご飯が炊き上がる直前に肉を焼き始めると、両方が温かい状態で食卓に並びます。土鍋で炊く場合は、蒸らし時間まで含めて逆算しておくと、より美味しいタイミングで提供できます。
肉の部位に合わせて味付けを変える
飛騨牛は部位によって脂の量が異なるため、味付けも部位に合わせて変えると、より美味しく楽しめます。脂の多い部位と少ない部位で、狙う味の方向性を変えるのがポイントです。
脂の多い部位はさっぱりした味付けを合わせる
カルビやロースのように脂が多い部位は、ポン酢やレモン、大根おろしといったさっぱりとした味付けと組み合わせると、脂の重さを感じにくくなり最後まで美味しく食べられます。
濃いタレをたっぷり使うより、あっさりとした薬味を添えるほうが、ご飯との組み合わせでも飽きが来にくくなります。柑橘系の酸味は脂の甘さを引き締める効果があるとされ、すだちやかぼすを軽く搾るだけでも、味わいに変化をつけられます。
赤身は肉の旨みを活かすシンプルな味付けにする
モモやウデといった赤身部位は、すでに肉本来の旨みがしっかりしているため、塩や軽い醤油程度のシンプルな味付けが向いています。味付けを控えめにすることで、飛騨牛の実力がよく分かります。
濃い味付けで覆ってしまうと、せっかくの赤身の風味が埋もれてしまうことがあるため、素材を活かす意識を持つとよいでしょう。粗挽きの黒こしょうを少量ふるだけでも、赤身の旨みを引き立てる効果が期待できます。

通販で新米に合う飛騨牛を選ぶポイント
近くに飛騨牛を扱う精肉店がない場合や、まとまった量を用意したい場合は、通販の利用が便利です。ただし、実物を見ずに購入することになるため、料理・人数・配送条件の3点を事前に整理しておくと失敗が少なくなります。
どの料理で楽しむかを決めてから部位を選ぶ
「新米に合う飛騨牛が欲しい」という漠然とした状態から選ぶより、まず「焼肉にする」「すき焼きにする」「肉のせご飯にする」と料理を決めてから、その料理に適した部位とカットを選ぶ順番のほうが、通販でも迷いにくくなります。
商品ページには「焼肉用」「すき焼き用」といった用途が明記されていることが一般的です。用途に従って選べば、カットの厚さも適切なものになります。用途表記がない商品を選ぶ場合は、写真のカットの厚みを確認するか、問い合わせフォームで確認しておくと安心です。
焼肉なら複数部位を楽しめる商品も選択肢
通販では、カルビ、ロース、モモなどを詰め合わせたセット商品が販売されていることがあります。単品で複数の部位を買いそろえるより、一度の注文で食べ比べの準備が整うため、初めて飛騨牛を取り寄せる方にとっては選びやすい選択肢です。
セット商品を選ぶ際は、どの部位が何グラムずつ入っているかを確認しておきましょう。同じ「焼肉セット」という名称でも、内容は店舗によって大きく異なります。家族の好みに合わせて、霜降り寄りか赤身寄りかを見極めることが大切です。
人数に合わせて内容量を確認する
飛騨牛は満足感が高い食材のため、一般的な牛肉の目安よりも少なめでも十分なケースが多く見られます。大人一人あたり、焼肉やご飯にのせる用途なら100~150g程度、すき焼きなら100~150g程度が目安です。ご飯の量もあわせて考えながら、食べきれる量を見積もることが大切です。
家族の人数や、その日の献立に他のおかずがあるかどうかによっても必要量は変わります。少なめに注文して、物足りなければ次回はもう少し多めに、というように調整していくのも実用的な方法です。子どもは大人の半分程度で計算すると、実際の消費量に近くなります。
食べる日に合わせて配送日や保存方法を確認する
生鮮食品である飛騨牛を通販で購入する際は、配送日の指定ができるか、冷蔵便か冷凍便か、消費期限はどれくらいかを必ず確認しましょう。新米が届くタイミングと合わせて注文すると、両方が新鮮な状態で食卓に並びます。
冷凍便で届く商品は、農林水産省などが示す食品保存の基本に沿って、食べる前日には冷蔵庫へ移し、低温でゆっくり解凍するのが望ましいとされています。常温放置や急速な解凍は品質を損ねやすいため避けてください。新米の季節は精肉店にとっても人気の時期にあたるため、食べたい日の数日前には注文を済ませておくと安心です。
一度に冷凍で購入しておけば、食べたいときに必要な分だけ解凍して使える利点もあります。小分けパックになっている商品であれば、新米が炊き上がるたびに少しずつ楽しむという贅沢な使い方もできるでしょう。冷凍庫のスペースに余裕があれば、まとめ買いをしておくのもひとつの方法です。

新米と一緒に楽しむ飛騨牛なら「肉の馬力家」におまかせください。
ここまで、新米と飛騨牛を組み合わせて楽しむ部位や食べ方を紹介してきました。では、実際に飛騨牛はどこで用意すればよいのでしょうか。私たち馬力家グループは、岐阜県を拠点に精肉店と飲食店を展開し、上質なお肉をお届けすることで皆様の笑顔を守りたいという想いのもとで事業を続けてきました。
焼肉・ハンバーグ業態の馬力家御嵩本店、肉式下恵土店、馬力家イオンモール土岐店などに加え、可児市には精肉店「肉の馬力家」を構え、ご家庭の食卓向けにもお肉をお届けしています。店舗で召し上がっていただくことも、ご自宅用にお持ち帰りいただくことも、どちらにも対応できる体制が私たちの特徴です。
馬力家グループを開業してから今日まで、多くのお客様に支えられて成長を続けてくることができました。初めてご来店いただいた方が常連として何度も足を運んでくださることが、私たちにとって何よりの喜びです。お店の雰囲気や商品を楽しんでいただくことを大切に、日々お客様と向き合っています。
新米の季節に飛騨牛を用意したいとお考えの方には、公式オンラインショップのご利用が便利です。ご自宅にいながら、店舗と同じお肉をお取り寄せいただけます。お店の味をそのまま楽しめる商品を取り揃えておりますので、ぜひ一度、オンラインショップの商品ラインナップをご覧ください。
精肉と飲食の経験を活かして飛騨牛の魅力を届ける
馬力家グループは「本物の肉ひとすじ」を掲げ、目利きのプロとしてお肉と向き合ってきました。精肉店として牛・豚・鶏を幅広く扱い、焼肉店やハンバーグ店で実際に調理してお客様に提供するなかで培った知識は、ご家庭での食べ方まで見据えたご提案につながっています。
「新米に合わせるならどの部位がいい?」「ご飯にのせるならどんな厚さがいい?」といったご相談は、日々お肉を扱いお客様の反応を見てきた私たちの得意分野です。岐阜に根ざした事業者として、飛騨牛の魅力をお伝えできることを誇りに思っています。
精肉店と飲食店の両方を運営しているからこそ、「売る側」と「調理する側」の両方の視点でお肉を見ることができます。店頭で選んだお肉が実際にどう仕上がるのか、どんな食べ方が喜ばれるのかを知っていることは、机上の知識ではない実践的なご提案につながっています。
料理や好みに合わせた肉選びを提案
新米と合わせる飛騨牛は、焼肉にするのか、すき焼きにするのか、ご飯にのせてシンプルに味わうのかによって、選ぶべき部位が変わります。お好みの食べ方をお聞かせいただければ最適な部位をご案内いたしますので、「何を選べばいいか分からない」という段階からでも、遠慮なくお声がけください。オンラインショップでのご注文の際も、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。
秋の食卓を豊かにする飛騨牛を提案
私たちは、人との繋がりに感謝し、人との繋がりを大切にすることを理念としています。新米が実る秋、家族で食卓を囲む時間は、まさにその繋がりを実感できる場面です。食卓を囲む皆様の笑顔を思い浮かべながら、ふさわしいお肉をご提案させていただきます。
「毎日の食卓の笑顔のために私たちが出来ること」を考え続けることが、馬力家グループの原点です。それは特別な日の食卓でも、何気ない秋の夕食でも変わりません。上質で極上のお店の味を、いつでもどこでもお楽しみいただけるよう、商品づくりと店舗運営に取り組んでいます。
初めてご来店・ご利用いただく方にも気軽にご相談いただける雰囲気づくりを心がけています。新米の季節に飛騨牛をご検討の際は、ぜひ馬力家グループへお声がけください。公式ホームページ、オンラインショップ、各店舗にてお待ちしております。
まとめ
新米と飛騨牛は、それぞれが持つ甘みと旨みを互いに引き立て合う、秋ならではの贅沢な組み合わせです。飛騨牛は岐阜県内で14か月以上肥育された黒毛和種のうち、肉質等級3等級以上のものだけが名乗れるブランド牛であり、品質の裏付けがあるからこそ、新米という主役級の食材と並べても十分な存在感を発揮します。
部位選びでは、濃厚な旨みを楽しみたいならカルビ、肉本来の味わいを求めるなら赤身、バランスの良さを重視するならロースというように、食べたい料理や気分に合わせて選ぶと満足度が高まります。食べ方は、シンプルな焼肉、甘辛いすき焼き、焼いた肉をそのままご飯にのせる方法など、どれも手軽でありながら新米と飛騨牛の魅力を存分に引き出してくれます。
炊きたてのご飯と焼きたての肉を合わせるタイミング、部位に応じた味付けの工夫、この2点を意識するだけで、いつもの食事はぐっと贅沢な時間に変わります。通販で用意する場合は、料理を先に決めてから部位を選び、人数に見合った量を見積もり、新米が届くタイミングに合わせて注文しておくと安心です。
どの部位を選んでも、正解や不正解はありません。その日の気分や家族の好みに合わせて選ぶ楽しさそのものが、新米と飛騨牛を囲む時間の醍醐味です。迷ったときは、お肉を扱うプロに気軽に相談してみるのも良い方法でしょう。
炊きたての湯気とともに味わう新米と飛騨牛は、秋にしか出会えない特別な組み合わせです。本記事が、皆様の食卓を少し贅沢にする一助となれば幸いです。


